加齢臭はボディソープで抑えられる?加齢臭の4つの対策法をご紹介

2019.6.16 / MASTER
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鼻をつまむ男性

中年期以降の男性によく見られる加齢臭ですが、なかなか自分では気が付きにくいものです。
でも、ふと枕カバーのニオイを嗅いだ時に、臭く感じた経験をお持ちの方もいらっしゃることと思います。

そこで今回は、加齢臭がなぜ発生してしまうのか原因について踏まえた上で、加齢臭を抑えるのに効果的なボディソープや、加齢臭の4つの対策法を紹介したいと思います。


加齢臭ってなに?


加齢臭の対策法やボディソープの選び方について解説する前に、まずは加齢臭とは何なのかについて知っておきましょう。

脂っぽくて青臭い体臭のこと
加齢臭という言葉は、実は大手化粧品メーカーの資生堂が作った言葉で、1999年に年齢とともに生じる脂っぽくて青臭い体臭のことを加齢臭と命名したという経緯があります。

体臭というと、多くの人が汗のにおいをイメージされると思いますが、実は汗そのものには匂いがありません。
汗に化学反応が加わることによって、体臭へと変化するのです。

体臭の正体は「皮膚ガス」といって、身体の表面から出ているガスです。
皮膚ガスには皮膚腺由来のものと血液由来のもの、そして皮膚表面反応の3タイプが知られています。

皮膚腺由来の皮膚ガスは、皮膚の内部にある皮脂腺や汗腺から分泌された皮脂や汗が、皮膚の表面に存在する常在菌などに反応することによって発生します。

血液由来の皮膚ガスはその名の通り、血液を通って肺へともたらされたニオイ成分が、呼気とともに吐き出されるものです。

ニンニクやネギなどニオイの強いものを食べると息が臭くなりますが、あれは胃の内容物が匂っているという理由だけではありません。

内容物が消化され、血液中にニオイ物質が溶け込み、それが肺へと至ることで、独特の臭気が生じることとなるのです。

また、血液由来の皮膚ガスは皮膚からも発せられることとなるため、呼吸をしていなくても独特の体臭が漂うこととなるのです。

一般的に、ニンニクやネギなどのニオイが強いものを食べたとしても、4時間後には口臭が収まるとされています。
ただ、体臭に関しては24時間続くことが分かっています。

皮膚の表面反応由来によって生じる皮膚ガスが、今回のテーマでもある加齢臭です。
最近では中年期に見られる加齢臭のことを「ミドル脂臭」などと呼ぶケースもありますが、これも皮膚の表面反応由来の皮膚ガスの一種です。

加齢臭の原因となるニオイ成分は2-ノネナールと呼ばれる不飽和アルデヒドの一種で、加齢臭の特徴である青臭くて脂臭いニオイを有しています。

ミドル脂臭の原因となる成分はジアセチルと呼ばれる有機化物で、30代から40代にかけて分泌量が増えるため、ミドル脂臭という名前が付けられています。

2-ノネナールは30代以降に分泌量が増え、その後60代まで分泌量が増え続けるとされています。2-ノネナールが増えるリスクファクターとしてあげられているのが皮脂です。

皮脂の分泌量が多いと、2-ノネナールの分泌量も比例して増すため、加齢臭がひどくなると考えられています。

ジアセチルは汗に含まれている成分が何らかの原因によって変成することで特徴的なニオイを発するとされていますが、なぜジアセチルの分泌量が増えるのか、明確な原因は分かっていません。


男性だけでなく女性にも見られる
加齢臭やミドル脂臭というと男性に見られるものと思われがちですが、加齢臭もミドル脂臭も、女性であっても起こりうる可能性がある体臭です。

加齢臭の元となる2-ノネナールは、女性であっても30代から60代にかけて分泌量が増す傾向にあります。また、女性であっても30代から40代にかけてジアセチルの分泌量が増すため、ミドル脂臭を発する可能性もあります。


加齢臭のリスクファクター


加齢臭やミドル脂臭について簡単に説明しましたが、次に今回のメインテーマである加齢臭について詳しく掘り下げていきたいと思います。
まずは加齢臭のリスクファクターについて見ていきましょう。


ノネナール
加齢臭が起こる直接的な原因は、2-ノネナールと呼ばれる不飽和アルデヒドが分泌されることです。2-ノネナールは30代から60代にかけて、分泌量が徐々に増えてくるとされています。

人間の脂肪組織には、パルミトレイン酸と呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれていますが、パルミトレイン酸は年齢とともに増してくることが分かってきています。

そのパルミトレイン酸が過酸化脂質や皮膚に存在している常在菌によって分解されることで、加齢臭の元となる2-ノネナールを産生することが分かっています。


皮脂の過剰な分泌
皮脂の過剰な分泌も、加齢臭のリスクファクターとなります。
なぜなら、皮脂の分泌量が増えれば増えるほど、2-ノネナールの分泌量も増えることが分かっているからです。

女性に比べると男性に加齢臭が目立つのは、女性よりも男性の方が、皮脂の分泌量が多いからだと考えられています。


食習慣
加齢臭のリスクファクターとしては、食習慣もあげられます。
加齢臭の元となる2-ノネナールは、脂肪組織に含まれているパルミトレイン酸が分解されることによって産生されます。

ということは、脂肪組織が増えれば増えるほど、パルミトレイン酸の量も増えることとなります。
脂肪分の多い食事やカロリーの高い食事を好んでいると、パルミトレイン酸の量が増え、加齢臭のリスクも増すこととなるのです。


運動習慣
運動習慣も加齢臭のリスクファクターとなります。
日頃から運動不足の生活を続けていると、やはり脂肪が付着しやすくなり、加齢臭の元となる2-ノネナールを産生しやすくなります。

また、運動不足によって汗をかく習慣がないと、老廃物を体外に排出することができなくなるので、それも体臭を強くする原因となります。


入浴習慣
加齢臭のリスクファクターとしては、入浴習慣もあげられます。
入浴を怠って不潔にしている場合はもちろんのこと、シャワーだけで済ませている場合も加齢臭のリスクを増してしまいます。

お風呂に浸かってしっかり汗をかく習慣を身につけておかないと、汗腺の機能が低下し、汗をかくべき時にかけなくなってしまいます。
その結果として老廃物が体外に排出されにくくなり、いざ汗をかいた時に体臭がきつくなるのです。


加齢臭を抑えるのに効果的なボディソープ


加齢臭を抑えるためにはボディソープ選びも重要となります。
加齢臭の原因とリスクファクターを踏まえた上で、以下のようなボディソープを選ぶとよいでしょう。


抗酸化成分を配合したボディソープ
加齢臭を抑えるために効果的なボディソープとしては、抗酸化成分を配合したボディソープがあげられます。
なぜなら、加齢臭の元となる2-ノネナールは、パルミトレイン酸が酸化することで発生するからです。


殺菌成分を配合したボディソープ
殺菌成分を配合したボディソープも、加齢臭を抑えるのに効果的です。
加齢臭の元となる2-ノネナールは、皮膚の常在菌が分解することによっても発生するからです。


保湿効果のあるボディソープ
加齢臭を抑えるのに効果的なボディソープとしては、保湿効果のあるボディソープもあげられます。
というのも、皮脂の分泌は乾燥によっても起こるからです。

自分ではオイリー肌だと思っているのに、実は乾燥肌が原因で、皮脂の分泌量が増えているケースも多々あります。

特に、皮脂を洗い流す力が強いボディソープを使っていると、失われた皮脂を補おうと、かえって皮脂の分泌量が増してしまいます。
このような肌のことを「混合肌」と呼んでいます。

皮脂は表皮を守るためのバリア機能を持っているため、ある程度の皮脂は皮膚にとって欠かせないのです。
そのため、保湿効果のあるボディソープを選びましょう。


香料を使っていないボディソープ
加齢臭を抑えようとすると、ついつい香料の配合されたボディソープを選んでしまいがちですが、合成香料と加齢臭のニオイが混じると、余計に強力なニオイになってしまいます。

また、香料を使っているようなボディソープには、皮膚にとって有害な成分が多数配合されています。
ボディソープを選ぶときには、なるべく天然由来の成分で作られている、無香料のものを選びましょう。


手頃な価格のボディソープ
手ごろな価格のボディソープが加齢臭を抑えるという訳ではありませんが、身体を洗うのは毎日のことなので、継続可能な価格帯のボディソープを選ぶようにしましょう。


加齢臭の4つの対策法


加齢臭に気がついたり、家族に指摘されたりしたらどうすればよいのでしょう。
一般的には以下のような対策法を講じるのが良いようです。


身体を清潔に保つ
加齢臭が気になり始めたら、身体を清潔に保つように心がけましょう。
先述したように、汗そのものには臭いがありません。
汗に含まれる成分が、体表の雑菌などと反応することでニオイが生じるのです。

そのため、日頃から身体を清潔に保っておき、必要以上に雑菌が繁殖しないよう心がけましょう。
特に皮脂の分泌量が多い耳の裏や首のまわり、わきの下などは念入りに洗いましょう。


衣服をこまめに洗濯する
加齢臭は衣服にもこびりついてしまうので、クローゼットを開けた時にニオイがするようであれば、衣服をこまめに選択するよう心がけましょう。


汗をこまめに拭き取る
体臭というものは、ほとんどが汗によって起こるものです。
汗自体にはニオイがありませんが、汗と体表の雑菌などが結合することでニオイが生じます。

そのため、汗かきの人や汗を多くかく季節には、汗をこまめに拭き取るようにしましょう。
肌着自体を着替えるのも効果的です。


制汗剤を利用する
加齢臭の対策法としては、制汗剤を使用するということもあげられます。
制汗剤によって汗の分泌量を減らせば、結果として加齢臭のリスクを下げることが可能です。


加齢臭の予防法


加齢臭が出てから対処するのはあくまでも次善の策で、やはり加齢臭を生じないのが一番ですよね。
そこで、加齢臭の予防法を紹介したいと思います。


汗をかく習慣を身につける
加齢臭を予防するためには、逆説的ですが汗をかく習慣を身につけるとよいでしょう。
というのも、普段から汗をかく習慣がないと、老廃物を体内に蓄えてしまいがちになります。

老廃物が一気に排出されると、強烈なニオイを生じることとなります。
普段から汗をかく習慣を身につけ、体内に老廃物を蓄えないことが、加齢臭予防の第一歩となります。


食習慣を見直す
加齢臭を予防するためには食習慣の見直しも重要です。
脂肪分の多い食事や添加物の多い食事は、加齢臭のリスクファクターであるパルミトレイン酸を増す元となります。

ビタミンやミネラルを多く含む食品を摂取し、お肉は最低限の摂取量にとどめましょう。
加齢臭を予防することは、生活習慣病を予防することにもつながります。


質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠をとることも、加齢臭の予防につながります。
どのような睡眠が「質の良い」睡眠なのかというと、寝ている間に副交感神経が優位になっている睡眠です。

私たちの生命活動は、自律神経という神経によって支えられています。
自律神経は文字通り、私たちの意思とは関係なく働いてくれている神経のことです。

例えば心臓を動かしたり、体温を発生したり、細胞を分裂させたりという働きは、すべて自律神経が司っているのです。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなっており、両者がバランスを取ることで、円滑な生命活動が保たれることとなります。

交感神経は日中アクティブに活動する際に優位になり、副交感神経は夜間、身体を休めるときに優位になります。
ところが、夜間も交感神経が優位になると、寝汗をかきやすくなるため、加齢臭のリスクが高くなります。

副交感神経を優位にするためには、リラックスすることが一番です。
寝る前にお風呂に入って身体の疲れを取り、ゆっくりと寝るように心がけましょう。


まとめ

加齢臭の元となる2-ノネナールは、男性であっても女性であっても年齢とともに増えるものではあります。
ただ、皮脂の過剰な分泌を抑制したり、酸化を防いだりすることで、加齢臭のリスクを下げることは可能です。

加齢臭が気になるときには、匂いの強いボディソープで抑え込むのではなく、身体の内側から改善することが重要です。
加齢臭予防は生活習慣病予防に通じるところがあるということですね。



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